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−−> No.064 AccessからExcelファイルを開いて・印刷して・閉じたい

AccessからExcelファイルを開いて・印刷して・閉じたい

メルマガ発行内容

こんにちは、三流プログラマーKen3です。
4月新たな環境になった人達は落ち着きましたか?
*まだ新入社員君達はHPやメルマガみて遊ぶ余裕は無いか(笑)

なんて定型の挨拶はこのくらいにして、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回は、
AccessからExcelファイルを開いて・印刷して・閉じたい
です。

/* * 1.今回のキッカケ */

下記の質問を貰いました >現在、access+excelのアプリを開発していて、行き詰まっていることがあります。 >知恵を貸してくれませんか? >accessVBAの制御下で、excelファイルを開き、それを印刷して、閉じる処理をした >いのです。 ---- と最近設置したHPからの質問フォームで送ってもらいました。 *メルマガ評価システムと質問送信フォームを最近設置しました。  たまには、 http://www.ken3.org/vba/ に遊びに来てください。 なんて、宣伝は置いといて、そろそろ真面目に解説に入ろうかなぁ。

/* * 2.AccessからExcelを起動する */

あっ、忘れてた過去の事例紹介(オイオイヤメロってしつこいから・・・) [No.2 AccessからExcel出力] http://www.ken3.org/backno/backno_vba01.html#2 で、 ・ウィザードを使ってたサンプルを作れることを説明 ・マクロ記録でExcelの操作をVBAにする ・頭にオブジェクト変数を付けてAccessからExcelを操作 を簡単に説明しました。 繰り返しになってしまうけど、 AccessからExcelを起動するプログラムが知りたかったので、 AccessのフォームでExcelを開くマクロをボタンウィザードで作ります。
Private Sub コマンド0_Click()
On Error GoTo Err_コマンド0_Click

    Dim oApp As Object

    Set oApp = CreateObject("Excel.Application")
    oApp.Visible = True
    'Only XL 97 supports UserControl Property
    On Error Resume Next
    oApp.UserControl = True

Exit_コマンド0_Click:
    Exit Sub

Err_コマンド0_Click:
    MsgBox Err.Description
    Resume Exit_コマンド0_Click
    
End Sub
と自動的に作られます。 実行すると、Excelが開きます。 *これは、Excelを起動するだけなので、ひとまず置いといて。

/* * 3.Excelでやりたい操作を記録する */

次にExcelでやりたいことをマクロに記録します やりたいことは、 ・ファイルを開いて ・印刷 ・閉じる なので、マクロ記録を使って記録してみます。
Sub Macro1()
'
' Macro1 Macro
' マクロ記録日 : 2003/4/11  ユーザー名 : K
'
    ChDir "D:\"
    Workbooks.Open FileName:="D:\集計表.xls"
    ActiveWindow.SelectedSheets.PrintOut Copies:=1
    ActiveWorkbook.Close
End Sub
上記のように記録されます(作成されます。) なんかあっけないなぁ。

/* * 4.組み合わせてAccessからExcelの操作を行う */

あとは、この2つを合わせて基本形を作ります。
Private Sub コマンド0_Click()
On Error GoTo Err_コマンド0_Click

    Dim oApp As Object

    Set oApp = CreateObject("Excel.Application")
    oApp.Visible = True
    'Only XL 97 supports UserControl Property
    On Error Resume Next
    oApp.UserControl = True

    'ファイルを開く
    oApp.Workbooks.Open FileName:="D:\集計表.xls"
    
    'データの加工処理/セット処理
    oApp.cells(1, 1) = Now  'テストです
      '・
      '・ その他いろいろとセットする
      '・
    
    'プリントする
    oApp.ActiveWindow.SelectedSheets.PrintOut Copies:=1
    
    'ファイルを閉じる
    oApp.ActiveWorkbook.Close SaveChanges:=False

    'Excelを閉じる
    oApp.Quit

Exit_コマンド0_Click:
    Exit Sub

Err_コマンド0_Click:
    MsgBox Err.Description
    Resume Exit_コマンド0_Click
    
End Sub
ポイントは、 ~~~~~~~~~~~~ Excelで作った(記録した)マクロに oAppと参照用の変数を付けます。 なんか、違和感ありますが、 Dim oApp As Object Set oApp = CreateObject("Excel.Application") で、Excelアプリケーションを参照するオブジェクトを作成します。 このオブジェクトoAppに対して(Excelが参照されている) プロパティやメソッドを操作する=Excelを操作するになります。 *なんかストレートじゃないなぁ・・・ マクロ記録で作成した開く処理 Workbooks.Open FileName:="D:\集計表.xls" をAccessから使いたいので、 oApp.Workbooks.Open FileName:="D:\集計表.xls" とします。 あとの隠し味は、 oApp.ActiveWorkbook.Close SaveChanges:=False .CLOSEの時、SaveChanges:=Falseと更新を保存しない 確認のダイアログを出さない と oApp.QuitでExcelを終了 ぐらいです。 [No.54 AccessからExcel開いて、処理終了後に閉じたい] http://www.ken3.org/backno/backno_vba11.html#54 で、 .RunでExcelのVBA関数を呼び出し、処理後、 oApp.ActiveWorkBook.Close SaveChanges:=False oApp.Quit で終了する処理を解説しました。 ※また、過去のメルマガの宣伝か(笑)

/* * 5.おわりの挨拶 */

今回は、 AccessからExcelファイルを開いて・印刷して・閉じたい でした。 拾い読みして、 1つでも何かの参考となれば幸いです。 Excel/Access大好き、三流プログラマーKen3でした。 ---------------------------------- 関連項目(ただのバックナンバー紹介) ---------------------------------- [No.2 AccessからExcel出力] http://www.ken3.org/backno/backno_vba01.html#2 で、 ・ウィザードを使ってたサンプルを作れることを説明 ・マクロ記録でExcelの操作をVBAにする ・頭にオブジェクト変数を付けてAccessからExcelを操作 を簡単に説明しました。 [No.7 MDBと同フォルダのExcelファイルを開く] http://www.ken3.org/backno/backno_vba02.html#7 では、 CurrentDb.NameからMDBの位置を取りだし、 相対位置(同じパス)のExcelファイルを開きました。 [No.13 Excel セルに名前を付けてみる] http://www.ken3.org/backno/backno_vba03.html#13 では、 Accessから名前付きのセルにデータをセットして、 変更が少ないシステムについて説明しました。 [No.48 AccessからExcelブックを開き、書式設定を行う] http://www.ken3.org/backno/backno_vba10.html#48 では、 AccessからExcelブックを開き、 objEXCEL.Selection.Style = "Comma [0]" objEXCEL.Selection.NumberFormatLocal = "0.00_ " で書式設定を行うサンプルを解説しました。 [No.54 AccessからExcel開いて、処理終了後に閉じたい] http://www.ken3.org/backno/backno_vba11.html#54 では、 .RunでExcelのVBA関数を呼び出し、処理後、 oApp.ActiveWorkBook.Close SaveChanges:=False oApp.Quit で終了する処理を解説しました。 [No.59 Excelのマクロ付きフォーマットを壊されないように] http://www.ken3.org/backno/backno_vba12.html#59 では、 ActiveWorkbook.SaveAs FileName:="XXXXXX" と別名に保存して、元ファイルを壊されない小細工を説明しました。 時間がある時、のぞいてください。 *自分のHP宣伝でした。


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