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AccessからExcelブックを開き、書式設定を行う

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<AccessからExcelブックを開き、書式設定を行う>

こんにちは、三流プログラマーKen3です。 今回は、 AccessからExcelブックを開き、書式設定を行ってみたいと思います 気楽に読んでください。 サンプルファイルは、 http://www.ken3.org/vba/lzh/vba048.lzh にtest048-book.xls, db048.mdbが保存されています。 (Excel97,Access97) /* * 1.もう一つあった、みんな大好きな処理 */ >画像処理関係が質問のトップかなぁ今。 >(みんな内気?で掲示板に書いてくれないけど) なんて前回ボソっといってたら、下記の書き込みがあった。 In message "[BBS :44] AccessVBAからExcelの書式を設定する方法", >投稿時間:2003/01/17(Fri) 11:45 > >おなまえ:アキコ >タイトル:AccessVBAからExcelの書式を設定する方法 >コメント: > >はじめまして。アキコと申します。 > >Access97VBAからExcelファイルを開いて >書式を設定する方法を教えて下さい。 > >2002/08/20のバックナンバーを参考に作ってみたのですが、 >「実行エラー'1004' > RangeクラスのNumberFormatプロパティを設定できません」 >というエラーが出ます。 >この場合、どうすればよいのでしょうか? > >よろしくお願いします。 ---- チョット気になる名前だったので、全文載せてみました。 Ken3が気になる名前は、チエちゃん、ミキちゃんとか、、いっぱいあるけど(笑) なんて話は、置いといて、(女性だと質問掲示板でやさしくされるのでは?) 画像処理の次に質問多いのが、 AccessからExcelを操作する処理です。 ~~~~~~~~~~~~~~~ 昔のサンプル、 <Access97からExcel形式へExport時に書式設定を行いたい> http://www.ken3.org/backno/hosoku/e025/index.html で、少し解説してたけど、 ポイントは、 Excelのオブジェクトの参照方法 と 書式設定のプロパティ操作だと思います。 今回は、私の方法を含めて、書いてみます。 /* * 2.AccessからExcelを起動する(Objectを作成、操作) */ AccessからExcelを起動するのは、いろいろとやりました。 In message "[VBAで楽しく No.002] - AccessからExcel出力", /vba/backno/vba002.html で、 Dim oApp As Object Set oApp = CreateObject("Excel.Application") oApp.Visible = True oApp.UserControl = True なんて、 CreateObject("Excel.Application") を使って、書いてましたね。 ボタンを1つ作り、まず、起動させます。 変数名、objEXCELに変えました。 Private Sub btn起動_Click() Dim objEXCEL As Object 'Excelを参照するためのオブジェクト Set objEXCEL = CreateObject("Excel.Application") 'オブジェクト作成 objEXCEL.Visible = True '見えるようにする objEXCEL.UserControl = True 'ユーザーの操作をOKにする End Sub これで、Excelが起動することを確認します。 /* * 3.次は得意のマクロ記録でオブジェクト操作(プロパティ、メソッド)を探る */ 次に、新規作成でブックを作成します。 *捨てるので保存しなくてOKです。 得意のマクロ記録で、やりたい操作を記録します。 ><プロパティ、メソッドの探り方> >http://www.ken3.org/vba/excel-help.html に、マクロ記録について少し書いてます、あわせて見てください。 ブックを開く操作とカンマ区切りの書式設定を記録します。 下記が記録されたマクロです。 Sub Macro1() ChDir "D:\VBA-TEST" Workbooks.Open FileName:="D:\VBA-TEST\Test048-Book.xls" Columns("D:D").Select Selection.Style = "Comma [0]" End Sub 自分が行った操作と比べると、なんとなく、わかると思います。 /* * 4.Accessのモジュールに組み込む */ で、これを実際組み込むには、 単純に頭にExcel参照用に作ったobjEXCELを付けます。 Private Sub btn起動_Click() Dim objEXCEL As Object 'Excelを参照するためのオブジェクト Set objEXCEL = CreateObject("Excel.Application") 'オブジェクト作成 objEXCEL.Visible = True '見えるようにする objEXCEL.UserControl = True 'ユーザーの操作をOKにする objEXCEL.Workbooks.Open FileName:="D:\VBA-TEST\Test048-Book.xls" objEXCEL.Columns("D:D").Select objEXCEL.Selection.Style = "Comma [0]" End Sub これで、軽く起動、操作が出来たら、あとは同様にマクロで記録して肉付けします。 A列を小数点2桁の999.99の形式にしたいのでマクロを記録 Sub Macro1() Columns("A:A").Select Selection.NumberFormatLocal = "0.00_ " End Sub これは、Excel側のマクロ記録で作ったVBAなので、 同じように、組み込む時は、頭にobjEXCELと参照用オブジェクトを付ける、 Private Sub btn起動_Click() Dim objEXCEL As Object 'Excelを参照するためのオブジェクト Set objEXCEL = CreateObject("Excel.Application") 'オブジェクト作成 objEXCEL.Visible = True '見えるようにする objEXCEL.UserControl = True 'ユーザーの操作をOKにする objEXCEL.Workbooks.Open FileName:="D:\VBA-TEST\Test048-Book.xls" objEXCEL.Columns("D:D").Select objEXCEL.Selection.Style = "Comma [0]" objEXCEL.Columns("A:A").Select objEXCEL.Selection.NumberFormatLocal = "0.00_ " End Sub とこんな感じで。 /* * 5.余談、同じ位置のブックを開く */ マクロ記録で作成した、 objEXCEL.Workbooks.Open FileName:="D:\VBA-TEST\Test048-Book.xls" と "D:\VBA-TEST\Test048-Book.xls" だとまずい時は、 In message "[VBAで楽しく No.007] - MDBと同フォルダのExcelファイルを開く", /vba/backno/vba007.html を参考に(さりげなくバックナンバーを紹介(笑)) Private Sub btn起動_Click() Dim objEXCEL As Object 'Excelを参照するためのオブジェクト Dim strMDBPATH As String Dim strWORK As String Dim strXLSFILE As String Dim i As Integer 'カウンター変数 'Accessの起動位置を取得 CurrentDb.NameにX:\xxxx\yyyy\zzz.mdbが入っている strWORK = CurrentDb.Name '後ろから1文字単位で¥を探す For i = Len(strWORK) To 1 Step -1 If Mid(strWORK, i, 1) = "\" Then Exit For '¥だったら抜ける Next i 'X:\xxxx\yyyy\zzz.mdb --> X:\xxxx\yyyy\ にする strMDBPATH = Mid(strWORK, 1, i) 'Excelの元ファイルの名前を作成 X:\xxxx\yyyy\ + Test048-Book.xls strXLSFILE = strMDBPATH & "Test048-Book.xls" 'ファイルの存在をチェックする お約束 If Dir(strXLSFILE) = "" Then MsgBox strXLSFILE & " を 確認して下さい" Exit Sub '途中で抜ける End If Set objEXCEL = CreateObject("Excel.Application") 'オブジェクト作成 objEXCEL.Visible = True '見えるようにする objEXCEL.UserControl = True 'ユーザーの操作をOKにする objEXCEL.Workbooks.Open FileName:=strXLSFILE 'MDBと同じ位置 objEXCEL.Columns("D:D").Select objEXCEL.Selection.Style = "Comma [0]" objEXCEL.Columns("A:A").Select objEXCEL.Selection.NumberFormatLocal = "0.00_ " End Sub いきなり、長くなったけど、こんな感じでパターン化すると楽です。 基本は、マクロ記録で探る、頭に参照用のオブジェクトを付けるです。 /* * 6.おわりの挨拶 */ 今回は、 ・Access --> Excel も、みんな好きですね ・Excelオブジェクトの作り方 ・操作のプロパティ、メソッドをマクロ記録で探る ・実際の組み込みは簡単頭にオブジェクトを付けるだけ でした。 あっ、質問って、 >「実行エラー'1004' > RangeクラスのNumberFormatプロパティを設定できません」 >というエラーが出ます。 だった、 もしかして、Rangeの使い方の方かなぁ。 勝手に作者がもりあがって、自分の方法を解説したけど、 聞きたかったのは、違うことかも。 エラーのソースをコピーして、見せてくれると、 何かわかるかもしれません。 *エラー内容と、ヶ所のソースがわからないと、なんとも言えないので。 何か素朴な疑問などあったら、メール、掲示板に気軽に書いてください。 サンプルファイルは、 http://www.ken3.org/vba/lzh/vba048.lzh にtest048-book.xls, db048.mdbが保存されています。 (Excel97,Access97) まっ、いろいろと不親切なサンプルだけど、 拾い読みして、 1つでも何かの参考となれば幸いです。 Excel/Access大好き、三流プログラマーKen3でした。


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