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いろいろな削除処理で遊んでみた(笑)



本文(発行内容)


<いろいろな削除処理で遊んでみた(笑)>

こんにちは、三流プログラマーのKen3です。 今回は、データの削除処理で遊んでみます。 タイトルいろいろなとなっているけど、数パターンです(笑) ※誇大タイトルかなぁ 拾い読みして、何かの参考となれば幸いです。

/* * 1.削除処理を振りかえってみた */

[No.32 SQL DELETE文でデータを削除してみた] http://www.ken3.org/backno/backno_asp07.html#32 で、SQL DELETE文を発行してみました。 基本は、 IDが5番のデータを削除するには、 Delete From KANSOU Where ID = 5 と Delete From テーブル Where 条件 のSQL文を発行します。 削除したいデータを特定するために、IDフィールド(自動連番の)を使っていました。 元データを一覧表示して、 1行単位で、 フォームの隠し項目でIDを管理、 削除ボタンが押されたら削除用のASPを呼び、 呼ばれた側でIDを条件にした削除のSQL DELETE文を発行してました。 http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test032-1.asp でデータを選択して、test032-2.aspで削除処理を行っていました。 ※選択・削除実行と2つのASPファイルでした。

/* * 2.2つの処理を1つにまとめてみた */

別に、ムリにまとめなくてもよいのですが、 データ選択処理と削除処理を1つにまとめてみました。 まとめるポイントは、 頭で、削除するIDが送られて来たら削除するSQL文を発行。 データを一覧表示して削除ボタンを作り、ACTIONで自分自身を呼びます。 いつもながら、わかりにくい日本語だね。 そうですよね、、、では、いつものサンプル紹介から。 データベース名:db029.mdb テーブル名:KANSOU フィールド ID オートナンバー型 F_KUBUN テキスト型 ASP,VBA,GUCHI,24Hと4つの区分 F_NO 整数型 0:は全体に対して、1〜はX話にする F_MEMO テキスト型 一言メッセージ WriteTime 日付型 書き込み日付 http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test047-1.asp でテスト実行できます。 <%@LANGUAGE=VBScript%> <html> <head> <title>削除データの選択とSQL DELETE文の発行</title> </head> <body> <h2>削除データの選択とSQL DELETE文の発行</h2> test047-1.asp<br>関連項目 <A href="test029-1.asp">データの登録(SQL INSERT文でテストデータを増やす)</a><br> <% 'ADO DB Connection オブジェクトを作成する、英文そのままじゃん Set db=Server.CreateObject("ADODB.Connection") 'データアクセスにはJet.OLEDB.4.0を使うことを設定 db.Provider = "Microsoft.Jet.OLEDB.4.0" '次に、接続DBの位置を渡すので、Server.MapPathで変換して渡す db.ConnectionString = Server.MapPath("db029.mdb") 'やっとデータベースを開ける db.open 'IDが送られてきたかチェックする If IsEmpty(Request.Form("DELETE_ID")) = False Then 'IDが在りの時 'IDを条件にSQL DELETE文を作る strSQL = "DELETE From KANSOU " '感想(KANSOU)テーブルを削除するので strSQL = strSQL & " Where ID=" & Request.Form("DELETE_ID") Response.Write "<hr>データ削除IDは" & Request.Form("DELETE_ID") 'オマケで画面にデータ表示 Response.Write "<br>発行する(した)SQL文は<br><B><font color='green'>" Response.Write strSQL & "</font></B><br>です<hr>" 'SQL文の発行 db.Execute(strSQL) End If ' 'データ表示と削除ボタン生成 ' '一覧表示用のSQL文を作る strSQL = "Select * From KANSOU " '感想(KANSOU)テーブルから全項目(*)セレクト strSQL = strSQL & "ORDER BY WriteTime DESC" '並べ替えは時間の降順 'オマケで画面にデータ表示 Response.Write "<hr>発行する(した)SQL文は<br><B><font color='green'>" Response.Write strSQL & "</font></B><br>です<hr>" 'お約束のレコードセットの作成 SQL文の発行 Set rs = db.Execute(strSQL) 'データの表示をテーブルで行う Response.Write "<TABLE Border='1'>" '見出しをバカっぽく、そのまま書き込む Response.Write "<TR>" Response.Write "<TD>アクション</TD>" Response.Write "<TD>日付</TD>" Response.Write "<TD>区分</TD>" Response.Write "<TD>NO.</TD>" Response.Write "<TD>感想</TD>" Response.Write "</TR>" 'お約束のEOFまでループは(データが無くなるまでループ)、 Do While rs.EOF = False 'レコードセットの.EOFがFalseの間 Response.Write "<TR>" '内容を表示する、行開始のタグ<TR> 'フォームを作成する ※ACTIONで自分自身を呼ぶ Response.Write "<TD><FORM ACTION='test047-1.asp' METHOD='POST'>" 'IDを隠し項目(DELETE_ID)にする Response.Write "<INPUT type='hidden' NAME='DELETE_ID' VALUE='" Response.Write rs.Fields.Item("ID") & "'>" 'ボタンは普通に作成する Response.Write "<INPUT TYPE='submit' VALUE='削除'>" Response.Write "</FORM></TD>" '中身を表示 Response.Write "<TD>" & rs.Fields.Item("WriteTime") & "</TD>" Response.Write "<TD>" & rs.Fields.Item("F_KUBUN") & "</TD>" If rs.Fields.Item("F_NO") = 0 Then '0の全体かチェック Response.Write "<TD>全体</TD>" Else Response.Write "<TD>" & rs.Fields.Item("F_NO") & "</TD>" 'NO表示 End If Response.Write "<TD>" & rs.Fields.Item("F_MEMO") & "</TD>" Response.Write "</TR>" '次のレコードにポインタを移動する rs.MoveNext 'これを忘れると悲惨なことに、、、 Loop Response.Write "</TABLE>" 'テーブルは終わりです rs.Close '開いていたレコードセットを閉じる db.Close 'データベースも閉じようよ Set db = Nothing 'お行儀よくオブジェクトも開放しましょう %> <HR> 終了です。<br> <A href="test029-1.asp">データの登録(テストデータを増やす、消したら書いてね)</a><br> </body> </html> 処理の解説とポイント ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ・データベースオープン(接続) ・IsEmptyで送られたデータをチェック データ在りの時、DELETE文の発行 ・データ一覧の表示   IDを隠し項目として自分自身を呼ぶ削除ボタンの作成 簡単な流れはこんな感じです。 http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test047-1.asp が初回に呼ばれた時は、 If IsEmpty(Request.Form("DELETE_ID")) = False Then のチェックで何もしないで、 2回目に呼ばれた時に、削除のSQLを発行してます。 あとは、隠し項目でDELETE_IDを持った自分自身を呼ぶ削除のボタンを作成してます。 'フォームを作成する ※ACTIONで自分自身を呼ぶ Response.Write "<TD><FORM ACTION='test047-1.asp' METHOD='POST'>" 'IDを隠し項目(DELETE_ID)にする Response.Write "<INPUT type='hidden' NAME='DELETE_ID' VALUE='" Response.Write rs.Fields.Item("ID") & "'>" 'ボタンは普通に作成する Response.Write "<INPUT TYPE='submit' VALUE='削除'>" Response.Write "</FORM></TD>" type='hidden'で隠し項目に設定してます。

/* * 3.複数のデータを削除してみたい */

まぁ、なんとなく出来たんだけど(オイオイそんなんでいいの?) ボタンを押したら該当データの削除から、 今度は、チェックボックスを使用して チェックされたデータ複数を削除する処理に挑戦してみたいと思います。 [No.45 HTML FORM INPUT TYPE="CHECKBOX" チェックボックスの入力] http://www.ken3.org/backno/backno_asp10.html#45 で、 チェックボックスから値を受取る処理を数パターン書きました。 下記のようにチェックボックスなのに1つの項目にすると、 <INPUT TYPE="CHECKBOX" NAME="kibou" VALUE="HTML">HTMLから詳しく丁寧に<BR> <INPUT TYPE="CHECKBOX" NAME="kibou" VALUE="VBScript">VBScriptをもっと詳しく<BR> <INPUT TYPE="CHECKBOX" NAME="kibou" VALUE="GAME">ゲーム作ろうよ<BR> http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test045-1.asp で実際にテストしてもらうとわかりますが、 項目名 値 kibou HTML, VBScript, GAME と HTML, VBScript, GAME 選択された項目の値をカンマ区切りで受取れます。 [No.46 SQL文 SELECT WHERE句でIN演算子を使用して複数条件を選択する] http://www.ken3.org/backno/backno_asp10.html#46 でWHERE句でIN演算子を使用して複数条件の選択方法を書きました IN演算子を使用して、 Select * From KANSOU Where F_KUBUN IN ('ASP', 'VBA', 'GUCHI', '24H') ORDER BY WriteTime DESC とSQL文を発行しました。 読者の心の声:あっ、組み合わせれば出来そう、もうメルマガ見なくてイイヤ なんて声が聞こえたかどうかはわかりませんが、 組み合わせれば出来そうです。 IDの選択方法をチェックボックスに直し、 削除のDELETE文をWhere ID IN ( 99, 99 ... )に対応させる。 削除IDの94, 93, 92を受取り、 DELETE From KANSOU Where ID IN (94, 93, 92) と発行すれば複数データを削除できます。 下記、修正した複数削除のサンプルです。 http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test047-2.asp でテストできます。遊んでみてください。 <%@LANGUAGE=VBScript%> <html> <head> <title>複数の削除データ選択とSQL DELETE文の発行</title> </head> <body> <h2>複数の削除データ選択とSQL DELETE文の発行</h2> test047-2.asp<br>関連項目 <A href="test029-1.asp">データの登録(SQL INSERT文でテストデータを増やす)</a><br> <% 'ADO DB Connection オブジェクトを作成する、英文そのままじゃん Set db=Server.CreateObject("ADODB.Connection") 'データアクセスにはJet.OLEDB.4.0を使うことを設定 db.Provider = "Microsoft.Jet.OLEDB.4.0" '次に、接続DBの位置を渡すので、Server.MapPathで変換して渡す db.ConnectionString = Server.MapPath("db029.mdb") 'やっとデータベースを開ける db.open 'IDが送られてきたかチェックする If IsEmpty(Request.Form("DELETE_ID")) = False Then 'IDが在りの時 'IDを条件にSQL DELETE文を作る strSQL = "DELETE From KANSOU " '感想(KANSOU)テーブルを削除するので '複数項目に対応するために、Where ID INを使用する strSQL = strSQL & " Where ID IN (" & Request.Form("DELETE_ID") & ")" Response.Write "<hr>データ削除IDは" & Request.Form("DELETE_ID") 'オマケで画面にデータ表示 Response.Write "<br>発行する(した)SQL文は<br><B><font color='green'>" Response.Write strSQL & "</font></B><br>です<hr>" 'SQL文の発行 db.Execute(strSQL) End If ' 'データ表示と削除ボタン生成 ' '一覧表示用のSQL文を作る strSQL = "Select * From KANSOU " '感想(KANSOU)テーブルから全項目(*)セレクト strSQL = strSQL & "ORDER BY WriteTime DESC" '並べ替えは時間の降順 'オマケで画面にデータ表示 Response.Write "<hr>発行する(した)SQL文は<br><B><font color='green'>" Response.Write strSQL & "</font></B><br>です<hr>" 'お約束のレコードセットの作成 SQL文の発行 Set rs = db.Execute(strSQL) 'フォームを作成する ※ACTIONで自分自身を呼ぶ Response.Write "<TD><FORM ACTION='test047-2.asp' METHOD='POST'>" Response.Write "削除したいデータにチェックを入れ実行ボタンを押してください<br>" Response.Write "<INPUT TYPE='submit' VALUE='削除実行'>" 'データの表示をテーブルで行う Response.Write "<TABLE Border='1'>" '見出しをバカっぽく、そのまま書き込む Response.Write "<TR>" Response.Write "<TD>アクション</TD>" Response.Write "<TD>日付</TD>" Response.Write "<TD>区分</TD>" Response.Write "<TD>NO.</TD>" Response.Write "<TD>感想</TD>" Response.Write "</TR>" 'お約束のEOFまでループは(データが無くなるまでループ)、 Do While rs.EOF = False 'レコードセットの.EOFがFalseの間 Response.Write "<TR>" '内容を表示する、行開始のタグ<TR> 'CHECKBOX DELETE_ID 作成 Response.Write "<TD><INPUT type='CHECKBOX' NAME='DELETE_ID' VALUE='" Response.Write rs.Fields.Item("ID") & "'></TD>" 'データの中身を表示 Response.Write "<TD>" & rs.Fields.Item("WriteTime") & "</TD>" Response.Write "<TD>" & rs.Fields.Item("F_KUBUN") & "</TD>" If rs.Fields.Item("F_NO") = 0 Then '0の全体かチェック Response.Write "<TD>全体</TD>" Else Response.Write "<TD>" & rs.Fields.Item("F_NO") & "</TD>" 'NO表示 End If Response.Write "<TD>" & rs.Fields.Item("F_MEMO") & "</TD>" Response.Write "</TR>" '次のレコードにポインタを移動する rs.MoveNext 'これを忘れると悲惨なことに、、、 Loop Response.Write "</TABLE>" 'テーブルは終わりです Response.Write "<INPUT TYPE='submit' VALUE='削除実行'>" Response.Write "<FORM>" rs.Close '開いていたレコードセットを閉じる db.Close 'データベースも閉じようよ Set db = Nothing 'お行儀よくオブジェクトも開放しましょう %> <HR> 終了です。<br> <A href="test029-1.asp">データの登録(テストデータを増やす、消したら書いてね)</a><br> </body> </html> ポイント解説 ~~~~~~~~~~~~ strSQL = "DELETE From KANSOU " '感想(KANSOU)テーブルを削除するので '複数項目に対応するために、Where ID INを使用する strSQL = strSQL & " Where ID IN (" & Request.Form("DELETE_ID") & ")" 普通に、Where ID INとしただけでした。 次はチェックボックスの作成です、 'CHECKBOX DELETE_ID 作成 Response.Write "<TD><INPUT type='CHECKBOX' NAME='DELETE_ID' VALUE='" Response.Write rs.Fields.Item("ID") & "'></TD>" と、type='CHECKBOX'に変更しただけです。 意外と簡単にできましたね。 http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test047-2.asp でテストできます。遊んでみてください。

/* * 4.終わりの挨拶 </HTML> */

今回は、 削除処理のパターンを2つ書きました。 ポイントは、 ・自分自身を呼んで処理をまとめる ・WHERE句でIN演算子を使用して複数条件を削除 ぐらいかなぁ。 まぁ、複数削除はあまり無いと思いますが、 複数選択、処理実行のサンプルになれば幸いです。 素朴な疑問あったら、気軽に、 メール、掲示板に書き込んでくださいね。 掲示板 : http://www.ken3.org/asp/bbs-asp.html ASP、VBScript勉強中の三流プログラマーのKen3でした。 ---------------------------------- 関連項目(ただのバックナンバー紹介) ---------------------------------- [No.32 SQL DELETE文でデータを削除してみた] http://www.ken3.org/backno/backno_asp07.html#32 で、SQL DELETE文を発行してみました。 [No.45 HTML FORM INPUT TYPE="CHECKBOX" チェックボックスの入力] http://www.ken3.org/backno/backno_asp10.html#45 で、チェックボックスから値を受取る処理を数パターン書きました。 [No.46 SQL文 SELECT WHERE句でIN演算子を使用して複数条件を選択する] http://www.ken3.org/backno/backno_asp10.html#46 でWHERE句でIN演算子を使用して複数条件の選択方法を書きました


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ここまで、読んでいただきどうもです。目的の情報が見つかったか?少々心配しつつ、、、

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次は、データの入出力 で ADOを使った(ADOで接続) と SQLの解説を少々
・[ADOでMdbファイルを使う]・・・MDBと接続して、簡単な追加・更新・削除を行った。
・[ADOでExcelと接続してみた]・・・.xlsと接続してSQLを使ってみた。
・[ADOでCSVと接続してみた]・・・.CSV テキストを読み出した。※更新・削除はできません

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DBが使えるので、あまり使用しないけど、普通のテキストファイル処理
・[テキストファイル処理]・・・ファイルを開いて、書き込む。1行読み込みなどを軽く

VBScriptでFormat関数が無いなど、微妙にVBAと違うけど
[VBScript関数関係の説明]・・・少し、処理を書いてみた。
[その他処理サンプル]・・・あまり良いサンプル作れなかったけど。。。
何かの参考となれば幸いです。



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