[三流君] −−> [ASPで遊ぶ、失敗する] −−> [バックナンバー一覧]
−−> No.038 SQL GROUP BY句 で グループ化する

SQL GROUP BY句 で グループ化する



本文(発行内容)


<SQL GROUP BY句 で グループ化する>
こんにちは、三流プログラマーのKen3です。

今回は、
やはり気になる訪問者、訪問者のログをMDBで管理
の続きで、収集したログ情報をグループ化して集計してみたいと思います。

何かの参考となれば幸いです。

/*
 * 1.集計元データの説明
*/
前回の、[No.37 訪問者のログをMDBで管理]
( http://www.ken3.org/backno/backno_asp08.html#37 を参照)
で、
IPアドレスURLをAccess MDBへ保存しました。

cnt.mdb
テーブル名:log
IP
URL
referrer
WriteTime
と項目りデータを保存しました。

テストで、最近訪問した人のデータ30件を表示は、
http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test037-1.asp
で
訪問者の足跡が表示されます。

/*
 * 2.SQL GROUP BY句 で グループ化する
*/

データを収集したら、今度は、そのデータをまとめたいですよね。
そんな時便利なのが
SQL文の GROUP BY句です。

使い方は簡単で
Select 項目名
 From テーブル名
  GROUP BY グループ化する項目名です。

http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test038-1.asp
<%@LANGUAGE=VBScript%>
<html>
<head>
<title>SQL GROUP BY句 で グループ化する</title>
</head>
<body>
<h2>SQL GROUP BY句 で グループ化する</h2>
test038-1.asp<br>
<hr>
<b>cnt.mdb から訪問されたURLをグループ化して表示します。</b><br>
<hr>
<%
  'ADO DB Connection オブジェクトを作成する、英文そのままじゃん
  Set db=Server.CreateObject("ADODB.Connection")

  '.Provider?プロバイダー?通信会社?じゃなくって
  'データアクセスにはJet.OLEDB.4.0を使うことを設定
  db.Provider = "Microsoft.Jet.OLEDB.4.0"

  '次に、接続DBの位置を渡すので、Server.MapPathで変換して渡す
  db.ConnectionString = Server.MapPath("cnt.mdb")

  'やっとデータベースを開ける
  db.open

  'お約束のレコードセットの作成 テーブル名logからURLを指定
  'GROUP BY URL で グループ化する
  Set rs = db.Execute("Select URL From log GROUP BY URL")

  'データの表示をテーブルで行う
  Response.Write "<TABLE Border='1'>"

  '見出しをバカっぽく、そのまま書き込む
  Response.Write "<TR>"
  Response.Write "<TD>No.</TD>"
  Response.Write "<TD>URL</TD>"
  Response.Write "</TR>"

  'EOFまでループ
  nCNT = 1
  Do While rs.EOF = False   '.EOFがFalseの間
    Response.Write "<TR>"   '内容を表示する
    Response.Write "<TD>" & nCNT & "</TD>"

    Response.Write "<TD><A HREF='" & rs.Fields.Item("URL") & "' Target='_blank'>"
    Response.Write rs.Fields.Item("URL") & "</A></TD>"

    Response.Write "</TR>" & Chr(13) & Chr(10)
    '次のレコードにポインタを移動する
    rs.MoveNext    'これを忘れると悲惨なことに、、、
    'カウンタを増やす
    nCNT = nCNT + 1
  Loop

  Response.Write "</TABLE>"  'テーブルは終わりです

  '開いていたレコードセットを閉じる
  rs.Close

  'データベースも閉じようよ
  db.Close

  'お行儀よくオブジェクトも開放しましょう(通常は自動的に解放されるけど)
  Set db = Nothing

%>
<hr>
終了です。<br>
<A HREF="test037-1.asp">cnt.mdb 最近訪問した人のデータ30件を表示</A><br>
<br>
<% Call OUT_SRC("GROUP BY") 'ソースの表示関数を呼ぶ %>

</body>
</html>

ポイントは、
~~~~~~~~~~
  'お約束のレコードセットの作成 テーブル名logからURLを指定
  'GROUP BY URL で グループ化する
  Set rs = db.Execute("Select URL From log GROUP BY URL")
のSQL文です。
Select URL   取出すのは項目URL
 From log    テーブルはlogテーブル
  GROUP BY URL まとめるのはURLの値でまとめる
って感じです。

で、グループ化されたレコードセットが作成されるので、
あとは、中身を取出して表示しただけです。
http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test038-1.asp
実行すると、私のHP思ったよりページ数多い(笑)
本人も少しびっくり。

No. URL 
1 http://www.ken3.org/ 
2 http://www.ken3.org/24h/add24h.html 
3 http://www.ken3.org/asp/add-asp.html 
4 http://www.ken3.org/asp/iis-help.html 
5 http://www.ken3.org/asp/iis-win2000pro.html 
  ・
 ・
 ・
190 http://www.ken3.org/vba/iwind.html 
191 http://www.ken3.org/vba/object.html 
192 http://www.ken3.org/vba/select.html 

/*
 * 3.SQL GROUP BY句 で グループ化 Count(項目名)でレコード数を集計する
*/

さてと、ダラダラとURLが表示されました。
ほしい集計データとして、各URLの訪問数を出したいですよね。
そんな時使用するのが、
集計関数のCOUNT関数です。

使い方、これも簡単で、

Select URL , Count(URL) AS XXX  取出すのは項目URLと集計値のXXX
 From log    テーブルはlogテーブル
  GROUP BY URL まとめるのはURLの値でまとめる

http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test038-2.asp
<%@LANGUAGE=VBScript%>
<html>
<head>
<title>SQL GROUP BY句 で グループ化 Count関数で集計する</title>
</head>
<body>
<h2>SQL GROUP BY句 で グループ化 Count関数で集計する</h2>
test038-2.asp<br>
<hr>
<b>cnt.mdb から訪問されたURLをグループ化して集計します。</b><br>
<hr>
<%
  'ADO DB Connection オブジェクトを作成する、英文そのままじゃん
  Set db=Server.CreateObject("ADODB.Connection")

  '.Provider?プロバイダー?通信会社?じゃなくって
  'データアクセスにはJet.OLEDB.4.0を使うことを設定
  db.Provider = "Microsoft.Jet.OLEDB.4.0"

  '次に、接続DBの位置を渡すので、Server.MapPathで変換して渡す
  db.ConnectionString = Server.MapPath("cnt.mdb")

  'やっとデータベースを開ける
  db.open

  'お約束のレコードセットの作成 テーブル名URLを指定
  'GROUP BY URL で グループ化する
  Set rs = db.Execute("Select URL, Count(URL) As URLCNT From log GROUP BY URL")

  'データの表示をテーブルで行う
  Response.Write "<TABLE Border='1'>"

  '見出しをバカっぽく、そのまま書き込む
  Response.Write "<TR>"
  Response.Write "<TD>No.</TD>"
  Response.Write "<TD>URL</TD>"
  Response.Write "<TD>訪問者</TD>"
  Response.Write "</TR>"

  'EOFまでループ
  nCNT = 1
  Do While rs.EOF = False   '.EOFがFalseの間
    Response.Write "<TR>"   '内容を表示する
    Response.Write "<TD>" & nCNT & "</TD>"

    Response.Write "<TD><A HREF='" & rs.Fields.Item("URL") & "' Target='_blank'>"
    Response.Write rs.Fields.Item("URL") & "</A></TD>"

    Response.Write "<TD ALIGN=RIGHT>" & rs.Fields.Item("URLCNT") & "人</TD>"

    Response.Write "</TR>" & Chr(13) & Chr(10)
    '次のレコードにポインタを移動する
    rs.MoveNext    'これを忘れると悲惨なことに、、、
    'カウンタを増やす
    nCNT = nCNT + 1
  Loop

  Response.Write "</TABLE>"  'テーブルは終わりです

  '開いていたレコードセットを閉じる
  rs.Close

  'データベースも閉じようよ
  db.Close

  'お行儀よくオブジェクトも開放しましょう(通常は自動的に解放されるけど)
  Set db = Nothing

%>
<hr>
終了です。<br>
<A HREF="test037-1.asp">cnt.mdb 最近訪問した人のデータ30件を表示</A><br>
<br>

</body>
</html>

ポイントは、
~~~~~~~~~~
'GROUP BY URL で グループ化する
Set rs = db.Execute("Select URL, Count(URL) As URLCNT From log GROUP BY URL")
ここで、URLの数をCount関数で集計しURLCNTと項目を作ってます。

あとは、
    Response.Write "<TD ALIGN=RIGHT>" & rs.Fields.Item("URLCNT") & "人</TD>"
と普通に使用してます。

http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test038-2.asp
を実行すると、
No. URL 訪問者 
1 http://www.ken3.org/ 56人 
2 http://www.ken3.org/24h/add24h.html 8人 
3 http://www.ken3.org/asp/add-asp.html 13人 
4 http://www.ken3.org/asp/iis-help.html 24人 
  ・
 ・
 ・
と表示されます。

/*
 * 4.終わりの挨拶
*/

SQL文でいろいろと処理ができます。
いろいろな切り口から、集計してみたいと思います。

素朴な疑問あったら、気軽に、
メール、掲示板に書き込んでくださいね。
掲示板 : http://www.ken3.org/asp/bbs-asp.html

ASP、VBScript勉強中の三流プログラマーのKen3でした。

----------------------------------
関連項目(ただのバックナンバー紹介)
----------------------------------
[No.27 SQL INSERT INTO文でデータの追加]
( http://www.ken3.org/backno/backno_asp06.html#27 を参照)
では、
SQLのINSERT INTO文を使って、データをDBに追加。

[No.28 SQL ORDER BYでデータの並べ替え]
( http://www.ken3.org/backno/backno_asp06.html#28 を参照)
では、
SQLのORDER BYを使ってデータの並べ替え、
DESCを追加して降順(逆順)を解説。

[No.37 訪問者のログをMDBで管理]
( http://www.ken3.org/backno/backno_asp08.html#37 を参照)
では、
IPアドレスURLをAccess MDBへ保存しました。


ページフッター

ここまで、読んでいただきどうもです。目的の情報が見つかったか?少々心配しつつ、、、

三流君へ メッセージを送る

感想や質問・要望・苦情など 三流君へメッセージを送る。
返信例 XXXXさんへ
下記のフォームからメッセージを送ることができます。


あなたのお名前(ニックネーム):さん
返信は?:

アドレス:に返事をもらいたい
感想や質問↓:


(感想や質問・要望・苦情はHPで記事に載せることがあります。)

種類別のリンク や 広告など

[三流君(TOP ken3.org へ戻る)] / [ASPで遊ぶ、失敗する] / [ASP記事 バックナンバー目次]


Blogとリンク:[三流君のMemo別館]/ [ASP 三流君のソースコード置き場]/ [Ken3Video YouTubeで動画解説]
広告:

気になった ジャンル ↓を選択してください。

まぁ、基本はデータの受け取りかなぁ。
・[Form等を使用したデータのやり取り]・・・ASPと言っても、HTMLの入力フォームからデータを受け取ります。POSTやGETでやりとりを押さえますか。

次は、データの入出力 で ADOを使った(ADOで接続) と SQLの解説を少々
・[ADOでMdbファイルを使う]・・・MDBと接続して、簡単な追加・更新・削除を行った。
・[ADOでExcelと接続してみた]・・・.xlsと接続してSQLを使ってみた。
・[ADOでCSVと接続してみた]・・・.CSV テキストを読み出した。※更新・削除はできません

広告:



DBが使えるので、あまり使用しないけど、普通のテキストファイル処理
・[テキストファイル処理]・・・ファイルを開いて、書き込む。1行読み込みなどを軽く

VBScriptでFormat関数が無いなど、微妙にVBAと違うけど
[VBScript関数関係の説明]・・・少し、処理を書いてみた。
[その他処理サンプル]・・・あまり良いサンプル作れなかったけど。。。
何かの参考となれば幸いです。



[三流君(TOP ken3.org へ戻る)] / [ASPで遊ぶ、失敗する] / [ASP記事 バックナンバー目次]


広告: