<Mid関数で文字列を抜き出す>
こんにちは、Ken3です。
今回は、
Mid関数で文字列を抜き出してみます。
/*
 * 1.文字列操作関数でMid関数があります。
*/
文字列を操作する関数、これまでいろいろと使ってきました。
[No.12 Left関数を使ってみた、ファイル設計?]
( http://www.ken3.org/backno/backno_asp03.html#12 を参照)
では、
ファイル設計の小話とLeft関数を使ってカウントする処理を行いました。
[No.19 001行目と表示したくてRight関数を使う]
( http://www.ken3.org/backno/backno_asp04.html#19 を参照)
では、ASP(VBScript)にFormat関数が無いので、
右側から文字列を切り取るRight関数を使い
Right("000" & カウンタ変数, 3)
で、頭に000を強引に付けてから、右3文字を取り代用しました。
左から文字列を取るのがLeft関数、
右からがRight関数、
処理のパターンで簡単に想像できるのが、
文字列を途中から指定文字数分取出す関数ですよね。
そんな処理の関数、Mid関数の説明を今回行いたいと思います。
/*
 * 2.使い方は簡単
*/
a = Mid(文字列,開始位置,バイト数)
で、抜き出した文字列が、aに代入されます。
<title>Mid関数のテスト</title>
</head>
<body>
<h2>Mid関数のテスト</h2>
test034-1.asp<br>
moji = "abcdefg"<br>
a = Mid(moji, 2, 3)  '2文字目から3文字取出す<br>
結果は、<br>
<%  '関数をテストする
  moji = "abcdefg"
  a = Mid(moji, 2, 3)  '2文字目から3文字取出す
  Response.Write a     '結果を表示する
%>
です。<br>
<HR>
</body>
</html>
テストは、
http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test034-1.asp
で確認可能です。実行しながらソースを見てください。
まぁ、なんとなく動作イメージはつかめたと思います。
/*
 * 3.組み合わせて1つの処理を作る
*/
Mid関数なんてデータの調理方法を覚えたので、さっそく使ってみたいと思います。
調理する食材データは、なんにしようかなぁ、、、
あっ、私、テキストエディタでHtml作成してるので、
>掲示板に書いてくれると、うれしいです。
>(掲示板 http://www.ken3.org/vba/bbs-vba.html )
>サンプルファイルは、
>http://www.ken3.org/vba/lzh/vba042.lzh
>にtest042-book.xlsが保存されています
なんて文章があると、手で
<A HERF="URL">URL</A>
と直してるんですよ。
これが意外と手間なんで、何とかしたいですね
(自動で置換えたいよね)
文字列を探すのは、
[No.11 結果のデータをInStr関数を使ってカウントしてみる]
( http://www.ken3.org/backno/backno_asp03.html#11 を参照)
で、
InStr関数を使って文字列を探したから、これを応用して、
Httpの文字を探して、終端はスペースかCRLFで判断させて、
タグ付き文字列を作ってみたいと思います。
<%@LANGUAGE=VBScript%>
<html>
<head>
<title>http: の文字を見つけたら、タグ付きにする</title>
</head>
<body>
<h2>http: の文字を見つけたら、タグ付きにする</h2>
test034-2.asp<br>
掲示板に書いてくれると、うれしいです。<br>
(掲示板 http://www.ken3.org/vba/bbs-vba.html )<br>
サンプルファイルは、<br>
http://www.ken3.org/vba/lzh/vba042.lzh
にtest042-book.xlsが保存されています<br>
これを変換してみる。<br>
結果は、<br>
<%  '処理を作成する
  'テストのデータを作成する
  moji = "掲示板に書いてくれると、うれしいです。" & vbCrLf
  moji = moji & "(掲示板 http://www.ken3.org/vba/bbs-vba.html )" & vbCrLf
  moji = moji & "サンプルファイルは、" & vbCrLf
  moji = moji & "http://www.ken3.org/vba/lzh/vba042.lzh" & vbCrLf
  moji = moji & "にtest042-book.xlsが保存されています" & vbCrLf
  henkan = "" '変換結果を初期化
  old = 1     '前回の検索位置
  n = 1  '初回のループを強引にONにしたいので
  Do While n <> 0    '文字が見つかっている間ループする
    n = InStr(old, moji, "http:")   'httpを探す
    If n <> 0 Then  'データが見つかったか?
      'まず、前回位置から手前までをコピーする
      Response.Write "n=" & n & " old=" & old & "<br>"     'テスト
      henkan = henkan & Mid(moji, old, (n - old))
      '次に切り取る位置を探す(スペースorCRLFを探す)
      nSPC = InStr(n, moji, " ") 'スペースを探す
      nVBCRLF = InStr(n, moji, vbCrLf) 'CRFLを探す
      'どちらか先に見つかったほう
      If nSPC > nVBCRLF And nVBCRLF <> 0 Then nSPC = nVBCRLF 
      'タグを付ける
      strURL = Mid(moji, n, (nSPC - n)) 'URLを抜き出す
      henkan = henkan & "<a href='" & strURL & "'>" & strURL & "</a>"
      '位置を記憶させる
      old = nSPC
      Response.Write "old=" & old & "URL=" & strURL & "<br>"  'テスト
    Else '見つからなかった時は、ループをOffにする
      henkan = henkan & Mid(moji, old) '前回の位置から後ろをコピー
      LoopFLG = 0
    End If
  Loop
  '結果を表示する
  Response.Write "<pre>" & Server.HTMLEncode(henkan) & "</pre>"
%>
です。<br>
<HR>
</body>
</html> 
テストは、
http://www.ken3.org/cgi-bin/test/test034-2.asp
で確認可能です。実行しながらソースを見てください。
ポイントは、特に無く、
変数oldで前回の処理位置を覚えておき、
    n = InStr(old, moji, "http:")   'httpを探す
と、スタート位置を移動させながら検索している部分かなぁ。
/*
 * 4.ユーティリティもどきに組み込む
*/
[No.25 復習兼ねてHTMLソースを変換するツールの作成]
( http://www.ken3.org/backno/backno_asp06.html#25 を参照)
で、
タグを変換したり、スクリプトの<%〜 %>囲いを判断させて色を変えてました。
今回のタグ処理参考にして、
文章内にHttpがあったら、タグを付けるように改造しました。
http://www.ken3.org/cgi-bin/tools/asp-encode.html
でテストできます。
いろいろと文章を変換して、遊んでください。
あとは、ソースのコメントを緑色とか、
キーワードを強調表示、
VBScriptの予約語の色を変えたり、いろいろとやりたいですね。
/*
 * 5.終わりの挨拶
*/
関数Midの説明だったけど、
1つの関数覚えると、いろいろできる意味を含めて、
長く書いてみました。
*Httpにタグ付ける、、もっと短く出来そうですが、
 今日は簡単に書きました。
次は、もっとまともな例題・使える例題を考えて
チャレンジしてみたいと思います。
ソース変換のツールもどき、
http://www.ken3.org/cgi-bin/tools/asp-encode.html
いろいろと文章を変換して、遊んでください。
*バグを見つけてください。
素朴な疑問あったら、気軽に、
メール、掲示板に書き込んでくださいね。
掲示板 : http://www.ken3.org/asp/bbs-asp.html
ASP、VBScript勉強中の三流プログラマーのKen3でした。
ここまで、読んでいただきどうもです。目的の情報が見つかったか?少々心配しつつ、、、
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・[Form等を使用したデータのやり取り]・・・ASPと言っても、HTMLの入力フォームからデータを受け取ります。POSTやGETでやりとりを押さえますか。
次は、データの入出力 で ADOを使った(ADOで接続) と SQLの解説を少々
・[ADOでMdbファイルを使う]・・・MDBと接続して、簡単な追加・更新・削除を行った。
・[ADOでExcelと接続してみた]・・・.xlsと接続してSQLを使ってみた。
・[ADOでCSVと接続してみた]・・・.CSV テキストを読み出した。※更新・削除はできません
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DBが使えるので、あまり使用しないけど、普通のテキストファイル処理
・[テキストファイル処理]・・・ファイルを開いて、書き込む。1行読み込みなどを軽く
VBScriptでFormat関数が無いなど、微妙にVBAと違うけど
[VBScript関数関係の説明]・・・少し、処理を書いてみた。
[その他処理サンプル]・・・あまり良いサンプル作れなかったけど。。。
何かの参考となれば幸いです。
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